エース山本の熱投でオリックスが逆王手
甲子園で痺れるような試合を2試合拾い、3勝2敗で阪神王手として迎えた王日本シリーズ第6戦。
後がないオリックスはエース山本を立てて挑み、その山本が1失点完投でオリックス逆王手という結果。
今年の日本シリーズも第7戦へもつれ込むことになりました。
オリックスエースの山本はシーズン終盤からCS、日本シリーズ初戦とやや調子を落としていました。
この日も序盤からランナーを溜める苦しい展開が続きました。
ただ、彼の持つ奪三振能力は調子を落としていても健在。
一死で三塁にランナー、前に飛ばさせたくないというシーンでことごとく三振を奪ってピンチを脱出。
強いストレート、落差のあるフォークボール、そしてそれを操る制球力なども重要ですが、何よりピンチの場面でも雑にならないメンタルの強さが素晴らしかったです。
チームがリードを奪ってから徐々に状態を上げていった山本は138球の熱投で9回を投げ切り完投勝利。
奪った三振は14個でした(日本シリーズ記録だそうで)。
おそらくは日本での最終登板となる山本由伸の集大成と言っても良いピッチングを堪能できました。
第7戦を迎える2023年の日本シリーズ
日本シリーズは3勝3敗で第7戦を迎えることになりました。
昨年も第7戦目までもつれましたが、昨年の場合は一つ引き分けが含まれていましたので、第8戦目の開催について話題が飛び交っていましたね。
あれからもう一年ですか。。。
ちなみに、一応確認のため第7戦目が延長12回の末引き分けとなった場合に開催される第8戦目について記載しておきましょう。
~第8戦目要網~
・日程:7戦目の翌日(11月6日)
・場所:京セラドーム
・延長時のルール:無制限
長い球史の中で第8戦目までもつれたのは1986年の西武 対 広島の対戦の1度だけ。
初戦で引き分けとなり、2戦目から広島が三連勝するも、第5戦から8戦目を4連勝とした西武が日本一を果たしています。
その引き分けは延長14回まで。
当時は時間制限4時間30分が適用されていました(延長では制限時間を越えたら新しいイニングに入らない)。
非常に高い確率で第7戦で勝負が決しますので、上述の内容は参考までになりますが、来年も同じようなことを書いてしまいそうですねwww。
今年の日本シリーズは短い間に何度も流れが行ったり来たりする内容となっています。
また、試合の最中に突如流れが変わるタイミングもありました。
私は7戦目が始まる直前はどちらにも流れはないと思っています。
序盤に流れを掴むのはどちらか、そしてその流れは途中で変わるのか。
面白い試合になりそうです。